月別アーカイブ: 2005年6月

巡礼 11

今では恒例となった夏の聖地巡礼は、年間で最も楽しみな行事である。 去年からはしかし、楽しみな仕事がもう一つ増えた。月に一度か二度、瞑想をお教えする。それが私にとって、胸のわくわくするような体験になってしまった。 だがその … 続きを読む

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巡礼 10

帰宅した夫は状況に驚き、医者に電話した。 医者の態度はすげなかった。 「リタが歩いているって? そんな馬鹿な」 「歩いてるんじゃありません。走ってるんです!」 医者は信じなかったが、ともかくも、診察はしてみようと言った。 … 続きを読む

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巡礼 9

どうしてよいか分からない日の続くなか、ある日リタは、ファティマで聖母出現を受けたシスター・ルチアの伝記を通信販売で注文した。 ところが、本とともに送られてきたのは、「9ドル余分でした」という伝票だった。そんなはずはなかっ … 続きを読む

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巡礼 8

リタ・クラウスが修道院を出、実家に戻ったとき、医者は言った。 「薬で症状を抑えながら、まだ5年くらいは生きられるでしょう。その間、生活を楽しみなさい。周囲には、(不治の)多発性硬化症とは言わずに、小児麻痺の後遺症だと言い … 続きを読む

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巡礼 7

メジュゴリエの聖母を思うとき、私が必ず思い出すのは、ペンシルベニア州バトラー郡に住むリタ・クラウスのことである。 リタ・クラウスはかつて修道女として、人びとに仕えることを真剣に望んでいた。しかしその望みは、修道院に入って … 続きを読む

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巡礼 6

『数日後、近所の人がメジュゴリエから持ち帰ったというロザリオを届けてくれました。その村こそ、テレビで見たユーゴスラビア(現在はボスニア・ヘルツェゴビナ)の村でした。 私は聖母を信心していたわけではありませんが、ロザリオを … 続きを読む

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