Author Archives: mariaoyama

第九回 〜ルルド モン・サン・ミシェル リジュー〜 三日目

 午前は、聖女ベルナデッタの生家、聖女の遺品、受洗の教会などを巡礼。最後に向ったホスピスは、聖女が聖母を見てからヌヴェールの修道院に発つまでの間に暮らした場所だ。   われわれが入っていくと、たまたま一人のシスターが聖堂 … Continue reading

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第九回 〜ルルド モン・サン・ミシェル リジュー〜 二日目

 朝食前、多くの方は教会と修道院を見学したらしい。なんと、たまたま時間外で修 道院に入れてもらえた方がいて、彼女は聖トマス・アクィナスの柩を見たと、興奮気味に帰って来られた。   古都トゥールーズを出発すると、南フランス … Continue reading

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第九回 〜ルルド モン・サン・ミシェル リジュー〜 一日目

 毎年、いちばん楽しみにしている夏の巡礼。今年も、飛行機はほぼ定刻にパリに着 き、トゥールーズのホテルに着いたのは夜の9時。この季節のヨーロッパでは、まだ 太陽は沈んでいない。   ここトゥールーズで見逃せないのは、中世 … Continue reading

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願い 1

「このルルド巡礼ツアーの日程は、先生が決めたんですか?」  ある方から、そのような質問をいただいた。 「そうです」と胸を張っては言えなかった。なぜなら、どんなスケジュールにしても、都合のいい人と悪い人の両方がいる。それら … Continue reading

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願い 2

 前回のエッセーで書いたローマでのことを、帰国したら書きたいと思っていたのに、まったく書けなかった。  友人のTは立派にMissionaries of Charityの修道女となり、人生の新たな段階を踏み出した。が、その … Continue reading

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誓い 1

 友人のTがマザー・テレサの修道会(Missionaries of Charity)に入って、はや4年が経つ(『祈りの言葉』75ページ)。その間にTが重ねたであろう苦労は、言葉で言い表すことができない。慣れないイタリア語 … Continue reading

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誓い 2

 その菓子をTが実際に口にすることは、果してあったのだろうか。このようにして、立派な修道女になって人びとを救ってほしいという気持ちと、苦しければ日本に帰ってくればいいという気持ちが交錯して、4年が過ぎた。  その彼女は、 … Continue reading

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続・月の魔力

 ふたたび、満月がやってくる。  実は前回、第一期の瞑想講座を教えたとき、一人の方がこう言われた。瞑想を習って、すぐに満月の晩がきた。その日、習ったとおりに瞑想していたら、月からの慈愛が心と体に染み渡るようだったと。   … Continue reading

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武士道 1

 知人のテレビプロデューサーが、先日、突然言った。 「こんど、空手見ません?」  全日本空手道選手権。主催は、佐藤勝昭・王道空手宗師である。佐藤勝昭といえば、格闘技に通じた人なら誰でも知っている。私は二つ返事で、行くと答 … Continue reading

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武士道 2

 佐藤氏は、その後、自らの理想を追求して王道空手を創始するのであるが、いつも心の中にあったのは、『武士道』というものであった。あるいは『サムライの心』といってもいい。  日本人のなかに脈々と流れるこの血は、しかし、他者を … Continue reading

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