Author Archives: mariaoyama

天災 2

「お客さまがトラブルのようなので、ちょっと行ってきます」 私自身は、年末のこの時期、大陸旅遊のお客様が行方不明であるとか、谷奥さんがテレビに何度も登場しているなどのことを、そのとき知らなかった。 そのような非常事態、普通 … Continue reading

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天災 3

「先生のツアーには実際上、何の影響もありません」 話が私のツアーに及ぶと、彼はそう断言した。 そうだろう。沿岸部の一部が津波にやられたが、われわれのツアーは沿岸部に近づかない。空港近くのホテルで一泊したら、後は内陸部の遺 … Continue reading

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天災 4

このようなときに、ツアーを中止にすれば、谷奥さんも困るに違いない。そういう思いもあった。今回のことは、大陸旅遊に落ち度があったことではまったくない。そんなことを思っていた私に、谷奥社長のほうがこう言ったのだ。 「先生、秋 … Continue reading

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聖夜 1

 今年もあと数日で終わる。多くの方に助けられつつ、いろいろなことが起きた一年だった。皆さまからはたくさんのお便りをいただいたが、たまたま東京にいなくてお返事が遅れた方、手違いなどでお返事がまだの方には、ここでお詫びを申し … Continue reading

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聖夜 2

 インドについては話が長くなるので省略することにして、インド以外で、昨年あたりから特に関心を寄せているのはカンボジアのことだ。  カンボジアでは不幸な内戦が続き、それが終わって20年以上が経った今も、傷は癒えていない。彼 … Continue reading

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聖夜 3

 ネパールの大木神父はますます元気にしておられる。ただし、マオイストの活動が相変わらず激しいため、神父のやりたいことがそのままできないということが悩みの種である。  そんな神父から久しぶりに来た便りには、嬉しいことが書か … Continue reading

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聖夜 4

 今は亡き佐々木幸枝のことを想うとき、この世界の不条理に思いを馳せずにはいられない。人を思いやる心根に厚く、慎ましやかだった彼女は、若くしてガンに冒された。ガンは現在、日本人の死因の第一位であり、かつその苦しみは筆舌に尽 … Continue reading

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聖夜 5

 クリスマスの今日、日本中の人が特別な食事や行事によって、この日を祝う。もちろん、私にとっても心楽しい日だ。しかしこの日が来る度に、その過ごし方にやや戸惑いを感じるのは、私だけだろうか。  かつてサイババは、自らの誕生日 … Continue reading

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聖夜 6

 神の国に、いやわれわれの内側にいるイエスがおそらく同じことを思っているであろうこの夜、私は、こうしてささやかながら社会に貢献することを可能にしてくれた昔からの読者の皆さんと、<プレマ倶楽部>の皆さんに、心からの感謝を捧 … Continue reading

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王朝 1

 初めてアメリカに留学した1979年、キャンパスを行き来する学生のなかに青色のバッジをつけている者がいたのを覚えている。『Kennedy 80』80年の大統領選挙に出馬しようとするケネディ家の三男エドワード・M・ケネディ … Continue reading

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