天災 4


このようなときに、ツアーを中止にすれば、谷奥さんも困るに違いない。そういう思いもあった。今回のことは、大陸旅遊に落ち度があったことではまったくない。そんなことを思っていた私に、谷奥社長のほうがこう言ったのだ。
「先生、秋くらいに延期してもいいですよ。満を持してやりましょうよ」
この人は、本当に旅行業が好きなのだ。私はあらためてそう思った。目先の利益をあげるより、本当にいい旅行を楽しんでもらいたいのだ。
たしかに、この旅行は2年がかりで計画してきたものなのだ。だから、最高の形でやりたい。さまざまなことを思いめぐらしていた私に、彼のこの言葉は救いだった。
すでに旅行社には、お問い合わせが来ている。3月の旅行を計画に組み入れ、楽しみにしてくださっていた方もおられるに違いない。その皆さまには大変申し訳ない気持ちだが、とりあえず、今はライトフィールド・プレマ倶楽部からスリ・ランカ復興支援にささやかな義援金をお送りするに留める。
そうして秋(おそらくは11月)、皆さまとスリ・ランカを訪ねたい。そのときには、おそらくはこの谷奥社長が自ら、われわれをスリ・ランカの聖地に案内してくれるはずである。


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