月別アーカイブ: 2005年4月

新法王 1

昨年6月、ポルトガル・ポルトの空港に降り立ち、市内に入ろうとしたとき、近づいてきたボランティア団体のメンバーから小さな“プレゼント”を渡された。避妊具であった。 ポルトガルはカトリック教国であるが、カトリックの教義が避妊 … 続きを読む

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礎石 5

シモンはがさつな男ではあったが、骨太で、純朴であったろう様子が、聖書のさまざまな箇所で垣間見える。イエスに心寄せる者のなかには、教養があったり、金持ちであったりした者はいくらもいただろうに、イエスはこのシモンをそばに置い … 続きを読む

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礎石 4

昨年の5月、マザー・テレサの修道会に入った知人の誓願式で、その誓願の言葉の美しさに、私は心洗われる気持ちだった。立願者たちは、こう言ったのである。 「主よ、あなたが私を選ばれました……」 聖書のなかで、イエスは言っている … 続きを読む

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礎石 3

イエスは、シモンを弟子にするにあたり、他の華々しい(?)奇跡を見せることもできたに違いない。だが、プロの漁師が一晩中漁をして何も獲れなかったのに、一転、大漁となったときの感覚が、シモンにとっては何にも増して確かなものだっ … 続きを読む

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礎石 2

シモンという名のこの男は、ガリラヤ湖畔に住む漁師であった。ある日、一晩中漁をして魚一匹獲れなかった彼は、舟をおり、網を洗っていた。そこにイエスが通りかかり、乗り込むと、岸を少し離れたところから教えを述べ伝えた。 それが終 … 続きを読む

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礎石 1

亡くなったヨハネ・パウロ2世が264代、在位33日で亡くなり、バチカンの高官により毒殺されたと一部で信じられているヨハネ・パウロ1世が263代、不眠症に苦しみながらも第二バチカン公会議をまとめた謹厳な学者法王パウロ6世が … 続きを読む

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組織

亡くなったヨハネ・パウロ2世は、第264代ローマ法王と呼ばれている。だが、彼が果して本当は何人目のローマ法王であるかは、微妙な話だ。 なぜなら、歴代ローマ法王のなかには、殺人や姦通罪で罷免された者や、女性であったと噂され … 続きを読む

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葬儀 2

二千年の歴史を持つローマ・カトリックの様式に基づく葬儀は荘厳で、長く記憶に残るものとなった。 先日、15期で瞑想を習った生徒さんが、瞑想中に体験した恍惚感というものについて、「未だかつて経験したどんな歓びや恍惚にもまして … 続きを読む

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葬儀 1

今から27年前、パウロ6世という偉大な法王が亡くなられた。不眠症に苦しみ、謹厳な顔つきで、あまり一般に親しまれた方ではなかったが、しかしまぎれもなく、この法王は偉大であった。 その前のヨハネ23世と、このパウロ6世の名に … 続きを読む

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破局 6

 今朝方、そして夕方、東京ではかなりの地震があった。そんなときにはドキリとし、イエスの次のような言葉を思い出す。 『洪水の前、ノアが方舟に入るその日まで、  人びとは飲み、食い、娶り、嫁ぎなどし、  洪水が来てすべてを滅 … 続きを読む

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