キリスト教」カテゴリーアーカイブ

正統について 4

『盛者必衰の理』 われわれの宇宙を支配するこの普遍法則は、 地上最大の権力であったローマ・カトリック教会をも例外とはしなかった。 教会は、徐々にその権威も権力も失っていき、 現在のフランシスコ一世の時代は、 ローマ法王の … 続きを読む

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正統について 3

ローマ法王の正統性は、ひとりローマ法王にかぎらず、 ローマ・カトリック教会の正統性や真実性と表裏一体をなしている。 では、これを保証するものはいったい何なのか。 これまでも何度かお話ししてきたように、 それはひとえに、以 … 続きを読む

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正統について 2

“正統”にまつわる問題は、決して他人ごとではなく、 われわれ日本国民にとっても常に身近にある。 『前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。  国の交戦権は、これを認めない』 いわずと知れた、日本 … 続きを読む

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正統について 1

先般選出されたローマ法王フランシスコ一世は、 法王に選出、就任されてから、 選挙期間中に逗留していた部屋の宿泊費を自分で払おうとしたなど、 愛すべき逸話の持ち主として知られている。 このような人がキリスト教世界のトップに … 続きを読む

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インドの旅 番外編 5

かつて駐日インド大使がこう語ったことがある。 「世界に二つの巨大な文化の源流がある。 一つはヴェーダであり、もう一つはユダヤ・キリスト教だ」 ユダヤ・キリスト教の流れが、たとえ文字通り、ヴェーダに比肩し得るものではなかっ … 続きを読む

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イエスとその弟子

【マタイによる福音書】を読んでいると、 ほぼ冒頭の部分から山上の垂訓のような希有な教えのエッセンスが登場し、 溢れるような奇跡の記述がその後に続く。 イエスはまた、その風貌もさぞ美しかったであろうと推測される。 このよう … 続きを読む

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奇跡の理由

新約聖書の最初の文書となる【マタイによる福音書】には、 冒頭に近いところで『山上の垂訓』と呼ばれる部分が登場する。 ほんのわずかな行間に、この世に生きる英知が集約された、 世界宗教史上の金字塔である。 山上の垂訓を終え、 … 続きを読む

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摂理

すべての聖書を通じてのクライマックスはどこか? そう問われれば、誰でも、新約聖書のうちの福音書、 すなわち、イエスの言行録を採り上げるに違いない。 福音書を書いたいわゆる福音史家は4人いるが、 (本当はもっとたくさんいた … 続きを読む

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誓約・復讐・愛……

高校一年の冬、洗礼を受けたとき、 今では大変簡便な日本語で行なわれるその式を、 当時大木神父がすべてラテン語で執り行なわれたのを思い出す。 そのとき、神父は聞かれた。 『悪魔の誘惑を退けますか?』 それに対し、私は「退け … 続きを読む

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結婚

聖書のなかでイエスは、性と結婚について語った有名な箇所は、 いずれも『山上の垂訓』のなかに見られる。 そのうちの一つは、次の文言である。 『みだらな思いで他人の妻を見る者は、  すでに心の中でその女を犯したのである。   … 続きを読む

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