ダルマ(番外編)


しばらく雨が続き、台風もきて、東京も盛大な雨となった。
薄明かりがさして、晴れてきたと思っていたらまた大雨となり、
視界がはっきりしなくなるようなことを経験すると、さすがに驚いてしまう。

そんななか、鬼怒川では川が氾濫して洪水になったということは知っていたが、
昨日、たまたまテレビを見て、こんな状況だったのかと驚いた。
考えてみれば、溜まっていく一方の新聞をやめてかれこれ二年、
これでテレビも見ない時間が過ぎれば、世間で何が起きているのかは分からない。
昔の学者さんで、日露戦争が起きているのを知らなかった人がいるという話があるが、
気づかないうちに、私もその状態に近づいていたのだろうか。

そんなことを書いていたら、今突然、下から突き上げるような揺れが来た。
ドドンッ! という縦揺れの後、続いて横揺れ。
これは大きいと思い、思わず祭壇の神像が倒れないように抑えに行った。
幸い、揺れはすぐに収まったが、
東日本大震災ではこれがますます大きくなって何分も続いたのかと思うと、
そのときの皆さんの恐怖が思い浮かぶ。
次の洪水、巨大地震、津波、噴火、
そうしたものがいつあってもおかしくはない時代なのだと、あらためて認識させられる。

ところで……

もし万一、会員様のなかで今回被災された、
またはそういう方を知っているという方がおられましたら、
是非ご連絡いただけたらと思います。


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ダルマ(番外編) への2件のフィードバック

  1. SHO のコメント:

    地震といえば、東南海大地震がそろそろ来るらしい。学生時代を過ごした高知でも、相当な被害が予想されているのだが、その高知で馴染みの喫茶店に立ち寄った折、店主とその話題になった。
    「東南海大地震で津波が来たら、このあたりも危ないかもしれませんね」
    すると彼女はこうこたえたものだった。
    「心配いらん。みんなが死ぬときは一緒に死なないかん」

  2. ハルク のコメント:

    わたくしは阪神大震災を経験しましたが周りは半壊全壊の家が多いなかぽつんと耐えていたぼろアパートに神のご加護を感じました。当時住んでいた家主さんにおにぎりを頂き人の温もりを感じました。余談ですが私は外にでて数十分するまでミサイルが落ちたと勘違いし友人に笑われたのを覚えています。

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