月別アーカイブ: 2004年2月

愛煙家 7

 電話で、多くを話すことはできなかった。だが、声を聞けただけでも少し安心し た。  現代医学には、むろんさまざまな欠点がある。これを運用する医師にも、病院にも、不足な点は多いにある。患者を道連れにしながら、自ら先頭切って … 続きを読む

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愛煙家 6

 何人か知り合いの医師に連絡をとった。特にガンと免疫学、および代替医療の専門家に。そうしてとりあえず、放射線治療を受けるよう説得する方法を考えだし、段取りまでしたところで、知人から連絡があった。容体の変化が予想よりも速く … 続きを読む

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愛煙家 5

 そんなぼくの固い“決意”を揺るがす事件が、最近起きた。常々敬愛していた、ある知人がガンだという。咽頭ガンは、タバコとの関係性が肺ガン以上にストレートであることが知られている。喫煙者が咽頭ガンになる確率は、非喫煙者の数十 … 続きを読む

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愛煙家 4

 かつて、名優ユル・ブリンナーは、自らテレビCMに出演してこう言った。 「若者たちよ。もし、諸君が私のようなつらい思いをしたくないなら、もしも人生の途上で、これからというところで命を絶たれたくないならば、タバコを吸うな! … 続きを読む

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愛煙家 3

 愛煙家がたとえばガンになる確率は、そうでない人に比べてはるかに高いという事実がある。肺ガンなら、一日40本以上吸う人で約7倍、50本以上吸う人になると15倍を超える。酒と組合わされば、この数字はさらに高まる。職場に喫煙 … 続きを読む

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愛煙家 2

 アメリカにいたとき、ほとんどすべての公共の場所が禁煙であることに感動した。ところが、日本に帰るなり、その快適さは失われた。親切心に富み、他人を思いやることが何より美徳と考えられる日本で。  あるとき、レストランのオーナ … 続きを読む

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愛煙家 1

 常々、タバコの煙にいい思いをしていない。  臭い、というレベルの話ではない。敏感な人は、副流煙によりアレルギー性鼻炎を誘発する。頭痛がする。気持ちが悪くなる。風邪をひきやすくなる。愛煙家は、自分が食事を終えると美味そう … 続きを読む

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妃殿下 8

 多くの純粋な方たちと出会い、妃殿下や王女と底抜けに明るい時間を共有した数日間は、あっという間に過ぎてしまった。  この間、車で移動中に、晴れていた空が急に曇って、突然雪が降り始めたことがあった。最初ぱらぱらとした粉雪だ … 続きを読む

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妃殿下 7

 ミーティングが終わった後、ひろしま平和貢献構想を立ち上げたという、県の総務企画部・国際企画室長という方が歩み寄ってこられた。「Nと申します」というこの方は、続けてこう言った。 「先生のことは、(ポカラの会の)倉光先生か … 続きを読む

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妃殿下 6

 イベントは、大いに盛り上がった。こんなとき、ぼくはつくづく思う。組織には、中心となる人物がいるだろう。イベントには、オーガナイザーがいるだろう。だが、このようなイベントを成功させる力は、本当は、プログラムに名前も出ない … 続きを読む

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