旅日記17


12/4 (6日目)その5
ルルドで聖母を見、奇跡の泉を掻きだした後、
ベルナデッタは遠く離れたヌヴェールの修道院に入った。
現地の司教は、ルルドで次々と起こる奇跡を見、
にわかに生まれた大スターを自分の教区に迎えようと、
持参金なしで入れてくれる修道院を探してきたといわれる。
体が弱く、無学で、何の技能を持つわけでもないこの少女の受け入れには、
当初、修道院側も難色を示した。
ところが、その彼女が今やここを、
世界一有名な修道院にした。
先輩修道女からの嫉妬や病気に苦しんだ後、
10年間の修道生活を送って亡くなった彼女の遺体は、
じめじめした地下に埋葬された。
30年後、列福調査のためこれを発掘してみると、
修道服や十字架は朽ちていたが、
体は腐敗しないままの状態で現れた。
旅をふり返って…


以前、『大いなる生命と心のたび』で、
是非この修道院に泊まりたいという方が数人、
一時的にツアーから離れて泊まられたことがありましたが、
その皆さんの気持ちが今回、よく分かりました。
080313-1

今も眠る聖女


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