呪い 3


そんなこんなで迎えた前回、私の解説にはやや熱がこもっていたのかもしれない。
初めての方にも分かるよう、全体の構図を説明した後、例によって前月分に新たな解説を加えながら復習していくと、ふと見れば時計の針は早や2時40分を示している。それなのにまだ、前月分は半ば……。
そうしてついに、ちょうど前月分が終わった頃、時計は午後3時を示していた。
こうして、『ギーター』が終わらないようにと祈られた方の「呪い」は成就し、「ごめんなさい、次回が最終回となります」と私は申し上げることとなった。
ところで、今月は下旬の土・日に久々の2nd STAGEが入っているため、<プレマ・セミナー>は18日になっていた。
……が、なぜかお申し込みが入らない。そうしたところ、今週に入って、なんとホームページに告知が出ていないことが皆さんからの指摘で分かった。
担当の女性は、私の仕事の何もかもを一人で担当しているので、どんなに有能でもこういうことがときに起こる。
(このまま、誰もおいでにならなくて、ふたたび『ギーター』は終われないのか……)
一瞬、そんな思いが脳裏をよぎった。
告知が出てからなんとかお申し込みも入り始め、予定通り18日にセミナーは行なう。
……が、それにしても恐るべきは『ギーターの呪い』、私は果して本当にこの日、『ギーター』の解説を終われるのであろうか……。


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