癒し 12


ローマ・カトリックでは、人間以上の生命の形態を三つに分けている。
すなわち、人間、天使(および堕落した天使である悪魔)、神である。シスター笹川に現れたのは、明らかにカトリックでいうところの天使であり、彼女にはまた、別のときに悪魔も現れる。
しかしながら、人間以上の生命の形態は、他にもたくさんある。亡くなった祖先霊たちは、肉体を持たない分だけ、われわれよりも自由で輝きに満ちているのが普通である。
妖精と呼ばれる存在は、天使ほど崇高ではないかもしれず、ときに悪戯好きであったりもするが、霊的な存在であることは間違いない。
その上には天使と呼ばれる存在があり、「神々」も存在する。神々は、至高神の、相対領域への顕れである。その意味で、神々は神の顕れであるが、しかし相対性を持っている。
ちなみに現在、月に一度の<プレマ・セミナー>で解説している『バガヴァッド・ギーター』のなかには、こうした相対界と絶対界に関するあらゆる知識が盛り込まれている。
そして、この世界の理念・構成を教える聖句と、われわれの実際的な行動について教える聖句──おそらく『バガヴァッド・ギーター』全体を通じて最も重要な二つの聖句──が、26日の日曜日、たて続けに登場する。
折しもこの日、インドで年に一度の大シヴァ神の祝日が祝われるのは偶然なのだろうか。


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