癒し 2


自らを『すべての民の母』と呼ばれた聖母マリアは、ルルドにおいてのみ、またはカトリック教国においてのみ奇跡の癒しを行なわれたわけではない。東洋においても同様のことが多数、起きている。
1981年7月、脳の悪性腫瘍のため回復の見込みはまったくないと宣告された韓国女性テレジア・千善玉は、鍼灸治療を受けたほうがよいと言われて思わず叫んでいた。
「嫌です。イエス様が治してくださるのだから」
だが、彼女に他に治療のあてがあったわけではない。そうして案の定、彼女は昏睡状態に陥った。
それを遡ること2年前、1979年に秋田を訪れた同国の呉基先神父は、その場で秋田の聖母が涙を流されるのを目撃し、強い衝撃を受けていた。
神父は、涙を流される聖母像の写真を韓国に持ち帰り、人びとに配布し始めた。そのうちの一枚が、すでに植物人間となっていた千善玉の枕元に置かれた。そうして1981年8月4日、昏睡状態の千善玉に、聖母ご自身がご出現になった。
(クリックで画像拡大)
060212

千善玉の枕元に置かれた
秋田の聖母マリア


カテゴリー: キリスト教 パーマリンク

コメントを残す