仏たちの微笑む国 1


9月1日-1
キリスト教の聖地巡礼も、インド巡礼も、
どんなに準備しても一抹の不安を抱えて出発するものだ。
だが、今回は大丈夫。
空港では手放しの笑顔でお目にかかる予定でいる。
タイ航空は、シンガポール航空に並び、
礼儀正しく、心を尽くしてくれる航空会社として知られている。
客室乗務員は、タイの民族衣装に身を包み、合掌でわれわれを迎えてくれる。
バンコクまでのフライトは約6時間。
その間に一度、昼食が出るので、
タイ料理がいいと思われる方は、早速これを味わうことができる。
……が、機内では、和食を召し上がってもいいかもしれない。なぜなら、
着後、ホテルに入るよりもいち早く、われわれはタイ料理屋に直行するからだ。
「プーパッポンカリー」(蟹と卵のカレー)。
これは美味しい! 絶対に美味いですっ!! と、大陸旅遊の大塚添乗員。
もともとカニをカレー風味で炒めたものに、
卵を入れてみてはどうかと思いついた人がいた。
最初はその家族で食べた内輪のメニューだったが徐々に評判となり、
今では、彼の経営する食堂は一大レストラン・チェーンに発展。
この日われわれが向うバンタットン本店は、まぎれもなくバンコク一の評判の店だ。
毎日、ここだけでも、テーブルでいただく大皿300皿を売り上げる。
(下記URLをご参考……)
http://www.bangkoknavi.com/food/8/
だが、このカレーに並んでお勧めしたいのは……


「空心菜炒め」
単なる青菜の炒めものとは違う、独特の風味と歯ごたえ、美味。
タイに鎮座されます御仏の皆さまには大変たいへん申し訳ない……、
寺院を巡礼・拝礼する前に、われわれは一足早く、
この国に来た幸せに身をゆだねることとなる。


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