2月13日(三日目)


プッタパルティ → ティルパティ
インド最大の聖地はどこかといわれれば、
多くのインド人が「ティルパティ」と答えるに違いない。
今から20年ほど前、私が初めてインドに来てサイババに出会った頃、
この地で一つの奇跡が起きた。
ある朝、僧侶達が祈りを捧げるため、
ヴェンカテーシュワラ神像の御足を触ろうとすると、
手に柔らかく温かな感触を感じた。
御神体にかかった布をとると、そこに生身のサイババがいた。
このときから、ティルパティの僧侶たちは、
こぞってサイババのアシュラムに巡礼するようになった。
サイババは彼らをインタビューに呼び、その奇跡が事実であったことを告げたという。
さらに、サイババはこう言った。
『わたしにかかっている金・銀の装飾品は重すぎる。少し減らしなさい……』
この日午前、ふたたび墓前で祈りを捧げた後、バスは一路ティルパティへ向う。
チェンナイより北西へ約250km、海抜874mの山上にあり、
毎年一千万人もの巡礼者を集める聖地である。
シュリ・ヴェンカテーシュワラ寺院に祀られている神は、
北インドではバラジ、南インドではスリニヴァサとも呼ばれるが、
実に、彼は「願いをかなえる神」なのだ。
特に、富と、愛情にかかわる願いをもった帰依者が来たら、
それをかなえ、苦しみを取り除かないではいられない。
相対世界における強大な神として信仰を集め、
巡礼者の数はインド一、
御布施の額はヴァチカンに次いで世界で二番目であるというこの聖地では、
時期によって、神像の前に到達するのに一日、二日もかかるという。
この神を前にしたとき、多くの人は、
まさに現世における「お金」と「愛情」を願い求める。
かつてヴェンカテーシュワラ神に自ら姿を変えたサイババは、その人びとに、
こう語って聞かせたことがある。
『そうしてヴェンカテーシュワラに願った結果、
 おまえたちは実際、金持ちになるだろう。
 だが、よく考えてみなさい。
 一体どれほどの金持ちが、本当に幸せであるかを……』
肉体をもって相対界を生きる者が、神々に願いを捧げるのは自然なことだ。
イエスも、クリシュナ神も、サイババも、
正しい方法で願われたそれらは、速やかにかなえられると言っている。
しかし大事なことは……


何が自分にとって本当に必要な願いかということだ。
結局人は、自分の意識レベルに応じた祈りをし、願いを捧げる。
適切な方法で願われたそれらを、この神は愛で、かなえられるだろう。
われわれはこうして、常に自分の意識レベルに相応しいものを得、
それに応じて幸せになったり、不幸になったりするだろう。
<事務局より>大切なお知らせ
バラジ神の前に速やかに進み出るため、
私たちのグループは州政府から特別なご配慮をいただく予定です。
そのため、全員のパスポートのコピーが必要となりますので、
旅行に行かれる可能性のある方は、写真の入った頁のコピーを、
株式会社大陸旅遊まで郵送、Fax、またはメールしてください。
1月6日必着でお願いいたします。
(送付先)
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株式会社大陸旅遊
〒160-0023
東京都新宿区西新宿5-5-6 第二ダイヤモンドビル2F
℡;03-3376-2511 Fax;03-3376-5280
e-mail;tlc@tairikuryoyu.co.jp
(担当)大塚・田村
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