2012年2月11日(初日)


成田 → シンガポール → バンガロール
皆さまの大いなるおかげ様をもって、
何度かのインド旅行で神々に儀式を捧げ、瞑想し、聖地を巡礼することができた。
さまざまな慈善活動は、有り難いことに貧しい人びとや身寄りのない子供、
老人、病気の皆さんが受け取ってくださった。
また、私自身がしなければならないことについては、
どんなことがあってもそれを行ない、帰国することができた。
神々はそれらをたしかにお受け取りになり、お歓びになっているに違いないし、
そのような記述が予言に書かれていることがある。

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聖なる絆の儀式
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生まれて初めて結婚式に参列した孤児たちの感謝の言葉
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お食事前に祈る孤児たち
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握手を求める孤児たち
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村人に食事を振る舞う
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一昼夜マントラが吹き込まれた水を全身に浴びる
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ホーマ

一方、昨年はサティア・サイババが亡くなるという突然のできごとに私自身も驚き、
すぐにでも墓参したいという強い気持ちを抑えるのが難しかった。
しかし、日本を離れることはまったく不可能な状態だった上、
過去の12月の旅行では、雨期から外れているとはいえ、実際に雨が降った。
それは浄化の雨であったに違いないのであるが、その教訓から、
今回はさらに時期をずらして2月に旅をすることとした。
まさに、インド旅行のベストシーズンである。
通常、南インドの雨期は11月中旬に明ける。
したがって、12月中旬に計画された旅は決して間違ってはいなかったはずだった。
特に2010年は、いまだかつてない大規模なホーマをシヴァ神に捧げる予定で、
現地ではボランティアを含む多くの人びとが会場の設営に多大な労働を捧げてくれていたのであるが、
しかし、いよいよ出発も押し迫った時期に届いた報せは、
大雨と強風のため、設営した会場が水浸しになったというものだった。
会場を、雨の降っていない北の地方に新たに設営するのか、
その場所に留まるのか、決断を迫られたが、
結局、その場所を大量の砂で埋めて、
予定通り百数十名の僧侶たちによる大ホーマが行なわれた。

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大ホーマの始まり
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炉にギーをくべていく
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ミルク・アビシェーカム
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日本の舞い

多くの貧しい方々に衣類や食事が振る舞われたこの日は、
もったいないことに聖者カルパスワミにご臨席いただいた。
この聖者は、「カルパスワミ神」がお入りになって、
人びとに予言その他の神託を次々お与えになるので、
聖者自身も「カルパスワミ」と呼ばれている。
この日はまた、インドを代表するバジャン歌手の一人ヴェーラマニ・ダサンが、
言祝ぎのバジャンを深夜に至るまで歌ってくれた。
このとき、カルパスワミを讃えるバジャンが謳われるなか、
なんと普通にしておられた聖者にカルパスワミ神が入りそうになった。
聖者の身体が小刻みに震え始め、二人の高弟が突然の事態に備えて後方にはべり、
会場は緊迫したが、
すんでのところでバジャンが終わり、カルパスワミ神は離れていかれた。
私自身はほっとしたが、しかしあのまま神さまが入ってこられたらどうなっていたのだろうという気持ちの入り交じった、
複雑な感覚に陥ったのが忘れられない。

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熱唱するヴェーラマニ・ダサン

ともかくも、今年の2月11日、成田を飛び立つシンガポール航空機は、
夕刻、チャンギ空港に到着する。
私の知るかぎり、世界でもっとも心楽しい空港だ。
さまざまな飲食を楽しまれてもいいし、買い物をされてもいい。
あるいは、中国式マッサージを楽しまれてもいいし、
またはマッサージ機に身を委ねてもいい。
そのシンガポールからふたたび搭乗して3時間半、
飛行機はガーデン・シティと呼ばれるバンガロールに到着する。
なお、新しい年の始まりに当たり……


このブログを読んでくださっているすべての皆さまの健康とお幸せを、
心よりお祈り申し上げます。
本年もよろしくお願いいたします。


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