Author Archives: mariaoyama

学会 2

世界保健機関(WHO)後援の学会を寝過ごしそうになった私も、講演自体はお手の物……のはずであった。 が、20分だと思っていた講演時間は、当日の朝、15分と訂正され、座長による演者紹介の際には10分とアナウンスされて度肝を … Continue reading

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学会

日曜の朝、目が覚めたとき、時計が9時近くを指しているのを見て驚愕した。 前の夜何時に寝ようが、朝は6時から7時の間には必ず目覚めるので、私は目覚ましをセットするということがない。「便利ですね」といわれるが、決して便利では … Continue reading

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黄金週間 10

ルルドで聖母を見た少女ベルナデッタは、貧しいので学校にも行けず、教会で教えられるキリスト教の要理も覚えられなくて、愚鈍な少女だといわれ続けた。 ところが、彼女が洞窟の上に現れた光輝く貴婦人を見ているときの表情があまりに美 … Continue reading

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黄金週間 9

来月巡礼に行くアッシジの聖フランシスコは、あるとき天使の来訪を受けた後、両手・両足と脇腹に聖痕を受けたことで知られるが、彼もまた、体を宙に浮かせることがあった。 「師、空高く上がり光まといたれば、これをしかと見ること能わ … Continue reading

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黄金週間 8

体が浮くことを好まなかったアヴィラの聖テレジアは、ある意味、健全だったといえる。人が瞑想したり修道生活をしたりするのは、神秘現象を経験するためではないからだ。 しかし彼女がこうした現象を罪と思い、生涯、これに抵抗して多大 … Continue reading

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黄金週間 7

昨年のあるとき、突然瞑想を習いに来た彼は、過酷な労働条件のもと、それでも瞑想は続けているというから、私は内心、敬服している。 「最近、なんだか瞑想していると体がピリピリ痺れたような感じがすることがあるんだけど……」 と彼 … Continue reading

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黄金週間 6

こうした結果が出たとき、その解釈にはくれぐれも注意しなければならない。 この統計は、「野菜・果物をたくさん食べる人は、そうでない人に比べて、大腸ガンになるリスクが明らかに小さい」ことが証明でなきなかったというものだ。 こ … Continue reading

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黄金週間 5

実は、“黄金週間の男”をエッセーに書くにあたっては、一応承諾を得ようと思って電話してみたのである。夜の9時頃だったが、案の定、留守だった。 「昨夜は、随分早い時間に留守電にメッセージが入ってました。しかも眠そうな声で」 … Continue reading

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黄金週間 4

「シヴァ・リンガムとは、何なのでしょう」 というご質問があった。 まず、シヴァ神は、ヴェーダにおける至高神の名である。だが、われわれは不幸にして、「神」そのものを想像したり、言葉で表現したりすることができない。 そのため … Continue reading

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黄金週間 3

「ついに出たっ! エッセーの新ネタ!」 こんなメールが来たのは、昨日のことである。 「ローマ法王ネタが尽きたら、いったいどーするのかと思ってたよ……」 とメールは続く。そんなことを常々気づかってくれていた彼であったが、黄 … Continue reading

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