Author Archives: mariaoyama

“不治の病” 1

 知的で、美しく、奥ゆかしくて、明るい、そんな人に出会うことが一生の間には稀にある。そうして不思議なことに、そういう人にかぎって、若くして病に冒される。  数年前のある朝、彼女はふと、いつも昇っている階段を昇りづらいと感 … Continue reading

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聖女アマチ 2

 10月13日のエッセーに書いた講演の件ですが、まことに残念なことに、主催者側の都合により延期となりました。そのためにご都合を繰り合わせようとしてくれた方がおられたことを思うと、まことに申し訳ないですが、ご了承ください。 … Continue reading

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聖女アマチ 1

 今年の5月、現代南インドの聖女といわれるアマチが何度目かの来日をした。  友人に誘われて行った僕は、幸運にも聖女と話す機会を得た。 「スピリチュアルで、真に人の役にたつ本を書きたいのですが……」  これが、僕の質問だっ … Continue reading

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無花果(イチジク)

 昔、広島の西のはずれの丘の上にあるカトリック系の学校に、僕は通っていた。当時、そこには学校と寮と修道院があって、他にはほとんど何もなかった。  寮に住んでいた僕は、ときどき古江の山を下り、買い物に出るのが楽しみだった。 … Continue reading

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聖者の世界 10

 夜便のあるエール・フランスならこの日一日が使えるのだが、それのないアリタリアは朝から出発。ミラノを経由して日本に向かう。  ピオ神父の膨大な予習から解放されて、かねてより読まなければならなかった文学作品を読もうとするが … Continue reading

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聖者の世界 9

 ローマに滞在したのは街の中心にあるウェスティン・エクセルシオール。中曾根さんも泊まったというこのホテルは、歩いて数分のところに有名ブランド店の建ち並ぶヴェネト通りやスペイン広場がある。そこで、同行者の何人かは、この日は … Continue reading

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聖者の世界 8

 ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂を始めとする、いわゆる四大聖堂を回る。かつて、2001年の元旦にローマにやってきた『大いなる生命と心のたび』一行が、25年に一度だけ開く聖なる扉をくぐった場所である。次にこれらが開かれる … Continue reading

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聖者の世界 7

 唯一の観光の日。ポンペイとナポリに行く。  かつて、大噴火をしてポンペイの街を覆い尽くしたヴェスビオス火山。一瞬にして灰に呑まれ、そのまま死んだ人の遺体が陳列されている。実物であるという白骨がなまなましい。  これから … Continue reading

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聖者の世界 6

 この日は、いよいよサン・ジョバンニ・ロトンドの巡礼。ガイドに連れられて聖地に足を踏み入れるが、とりあえずは土産物屋が目立つ。その点はどこの聖地も同じだ。  生前の神父の遺品などが展示されている教会には、運よくすんなり入 … Continue reading

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聖者の世界 5

 ピオ神父がその生涯の半世紀を過ごしたサン・ジョバンニ・ロトンドに向けて、バスは出発した。が、その途中で、われわれは二つの聖地に寄ることにした。一つは、ランチャーノ。かつて八世紀、この地の司祭が、聖変化されたキリストの体 … Continue reading

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