旅日記6


12月14日ー1
可能な限り時間に余裕をもち、
朝食を済ませてから会場に向かうと、
ホーマは早朝より再開されていた。
かつて女神サラスワティは、その予言のなかでこう語った。
『日本と、世界のためにマントラの儀式と火の儀式・ホーマを捧げることになります』(『神々の科学』171頁)
予言のなかに書かれた未来については、読んだときに即、意味が分かるものと、
とりあえず意味が分からないものとがある。
これは典型的な後者の例だ。しかし実際、その予言のとおり、
私はこの年、荘重なホーマを繰り返し捧げることとなった。それにしても、
こんなにも多数の皆さんと一緒にその儀式の一つに与ることができるとは、
なんという幸運か。
僧侶らは、マントラを唱えながら火のなかにギー(精製バター)や食物、
薬草などをくべていく。
金のチェーン、そしてシルクのサリーを火に入れるというクライマックスに近づいたとき……


私は一瓶のギーを取り出した。
それは大阪のある方がご自分で作られたというギーだった。
日本で、日本人の手によって造られたギーをホーマの火に入れ、
神々や精霊、亡くなった祖先霊たちは、
大いにお歓びになったに違いない。
また、このとき、お預かりしてきた日本の皆さんの手紙を火に入れ、
その祈りを神々にお捧げした。
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日本製のギーを捧げる
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女神に捧げられるシルクのサリー
画像-雪

出版記念講演会(2月21日)の打ち合わせを終え、外に出てみると、
そこは雪国だった……


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