予兆2


大きなダルマが果たされる前、自然界は何かの予兆を与えるとヴェーダは言う。
その多くは、他ならぬ、障害となるべきさまざまなカルマの解消である。
人生の途上、
なぜ自分にこのような苦難が降りかかってきたのだろうと思うことは誰にもある。
どのように考えても心の底では納得がいかず、
ときには運命を呪うかもしれない。
しかし、聖パウロは言っている。
『真実の方である神は、
 あなた方を、力以上の試みには会わせない』(コリントⅠ 10-13)
試みに会うときには、おそらくさらに大きなダルマの遂行が待っている。
ヴェーダはまた、言う。
『準備ができたとき、神は師を地球の裏側からでも連れてくる』
その準備のため、神はかなり過酷な試練をお与えになるかもしれないが……


しかし、ふと気がつくと、
なぜ自分のような人間がこのような人とめぐり合えたのだろうと思うような、
そんな恵みが準備されていることもある。
もちろん、そのときどきで、われわれは不覚にも、
その恩寵に充分気づかないでやり過ごしてしまうのが普通であるが……。


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