新書3


問題の5月15日の週はむなしく終わり、
土曜日、日曜日も過ぎた。
久しぶりに、講座もセミナーもない週末だった。
といって、私が特に働き者なのではない。
皆さんが平日、会社に通っておられる間、
私は自宅にいてよいのである。
翌、21日の月曜日も朝6時前に目覚め、
普通に始まった……かのように見えた。
が、この日の午前、私は急に眠気を感じ、
しばらく横になったのである。
その間に何があったのかは分からない。
とにかく二時間後、起きてきたとき……


私は強く思っていた。
本を書かなければと……。
それは、長い間思っていたような、
現代科学と太古の科学を題材とした小説ではなかった。
瞑想についての本を書かなければと、
私は感じたのだった。


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