第十三回 〜二千年の聖都への大巡礼 サンティアゴ・デ・コンポステーラ〜 九日目


どんな旅にも、終わりが来る。リスボンの夕陽を見ながら、パリの夜景を見ながら、私はそう思った。
たくさんの、感動と驚きの濃縮された旅。この旅を終わりたくないと何人かの方から言われたが、私も同じだった。というより、私ほどそう感じている者は他にいなかったはずだ。
だが、この巡礼で得たことや学んだことを生かす旅が、誰もの前に開けている。洋々と開けている。それこそが、真の聖地であるわれわれの内面への旅であるに違いない。
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エールフランス後部を占拠する、
あやしい集団
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帰ってみたら、孵ってました


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