第十三回 〜二千年の聖都への大巡礼 サンティアゴ・デ・コンポステーラ〜 六日目


いつまでも身を浸していたかったサンティアゴ。だが、この日はサンティアゴを離れ、われわれはポルトガル発祥の地ポルトに向った。ポルトガルの名も、ポートワインの名も、この地に由来する。
世界遺産となったドウロ河畔で魚介類リゾットの昼食を楽しんだ後、河堤にあるワイン工場を見学。200キロ先から運ばれてきた良質のぶどうを、ここで10年、20年、30年、40年と発酵、貯蔵する。
普段アルコールをまったく口にしない私も、黒いマントを羽織った怪しい美女の口車に乗って、つい赤と白のポートを試飲。それぞれ小さなグラスに半杯くらいであったが、これだけの量のアルコールを一度に体内に入れたのは、生まれてこの方、記憶にない。いい気分になって、知人に頼まれていたポートワインや、なぜか売られていたフォアグラを購入。
ポルトガル文化の中心であるコインブラ大学は、パリ大学、ボローニャ大学と並ぶヨーロッパ最古の大学として知られる。丘の上に広がる美しいキャンパスを散策し、その後、この街で黄昏どきの夕食を三々五々、楽しむ。哀愁漂うポルトガルの“演歌”FADを聞くため、20人近い皆さんはタクシーを仕立てて旧市街へ繰り出して行かれた。
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スペイン・ポルトガル
国境付近
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ポートワインを売る魔女と
その手先
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ポートワインの試飲会
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乾杯!!
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世界遺産をバックに
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コインブラ大学 1
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コインブラ大学 2
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学生食堂でくつろぐ生徒達


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