大阪 1


いつもヨーロッパの巡礼旅行をお願いしている日本旅行は、関西海外旅行支店という。
オフィスは梅田にあって、担当の磯野氏は広島出身でありながら関西弁。早口で話し、用件が終われば「ほいなら!」(とはさすがに言わないが)、あっという間に電話を切る。
テレビのバラエティーに出る大阪の芸人さん。関西弁でまくしたて、ときどきは攻撃的だ。うかつに失敗などしようものなら、大喜びで突っ込まれるというイメージがどうしてもつきまとう。
今回、大阪で瞑想講座を行なうにあたり、事前にそのようなイメージがまったくなかったかといえば、おそらくウソになる。どこで瞑想をお教えしても、その場所特有の“雰囲気”というものがあるからだ。
それほどでなくとも、少なくとも皆さんの関西弁の迫力に、私は圧倒されまくるに違いない。そんなことを思いながら、大阪入りした。


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