勝負 7


今読んでいる箇所は『バガヴァッド・ギーター』のハートとも言われる第二章の部分であるが、そこには次のような詩節もある。
 ここにおいては、いかなる努力も無駄にはならず
 いかなる損失もあり得ない
 たとえわずかでもこのダルマをなせば
 大いなる恐怖から解放される(Ⅱ・40)
東洋の聖書『バガヴァッド・ギーター』が語るように、われわれの生きる道においてはいかなる努力も無駄になるということがない。
たとえば今回のWBCにおいては、地元審判の誤審に泣き、宿敵韓国にせり負けて、決勝トーナメント進出は絶望的になりながら奇跡的に復活し、最後は優勝した。
表層の現象に惑わされることなく、自らのなすべきことを続けていれば、その努力はいつか顕在化する。かりに今回だめだったように見えても、それはより深いレベルに潜行し、いつか必ず、何かの形で花開く。
(26日の<プレマ・セミナー>は、『バガヴァッド・ギーター』全体のなかでもっとも重要とされる、この前後からの解説となります)


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