仏たちの微笑む国 8


9月4日-1
フェリックス・リバークワイでも、朝は6時からレストランが開くが、
このホテルの朝食ビュフェは、
少しくらい時間をかけても食べきれなかったという記憶がある。
朝食後、専用バスでホテルを出発、われわれはいよいよスナンタワナーラム寺院へ。
アチャン光男カヴェサコ師のことは、前回のプレマ・レターでご紹介したとおり。
素朴で飾らない性格と、類まれな実行力が魅力の僧侶だ。
タイ国立公園内にある寺院は、その面積約75万坪、
象も棲息している。
本堂には、スコータイ様式の、高さ三メートルほどの仏像が安置され、
寺院内では500人ほどが宿泊・瞑想できるという。
一般の人びとや学生たちだけではなく、
王族の皆さんも師の教えを受けに訪れる。
今回は多忙なアチャンにお時間をいただき、
その半生について語っていただくとともに、
私自身、いくつかのことをうかがってみたい。
また、前回の訪問時、
「独身はどんなものより貴重な宝、幸福な結婚をするのは宝くじに当たるより稀」
と断言されたが、その結婚観に変化はないか、
7年前、記念植樹した木がどのように成長したか、
さらに前回、アチャンの元で出家して以来、
つらくて体重も激減、何度も“脱走”したと語っていた私の読者、
アチャン・アキさんの……


その後の命運についても知りたいところだ。
アチャンのところを辞し、ふたたびビュフェ・スタイルの昼食を楽しんだ後、
われわれはインドにゆかりの場所を巡礼する。


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