月別アーカイブ: 2005年5月

学会 4

薬を一切使わず、宣伝も何もせず、医学の王道を行こうとするE医師。それで一日、何人くらいの患者さんが来るのだろうか。そういう医師を慕って、意外と医院は大繁盛しているかもしれない。 その疑問に対し、E医師は胸を張った。 「一 … 続きを読む

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学会 3

出番を終え、早く帰って仕事でもしようと思って会場を後にした私の目の前に現れたのは、開業医のE医師だった。 E医師は、私の講演を的確に論評してくれたので、正直、ほっとした。講演後、会場が静まり返っていたので、もしかしてまっ … 続きを読む

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学会 2

世界保健機関(WHO)後援の学会を寝過ごしそうになった私も、講演自体はお手の物……のはずであった。 が、20分だと思っていた講演時間は、当日の朝、15分と訂正され、座長による演者紹介の際には10分とアナウンスされて度肝を … 続きを読む

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学会

日曜の朝、目が覚めたとき、時計が9時近くを指しているのを見て驚愕した。 前の夜何時に寝ようが、朝は6時から7時の間には必ず目覚めるので、私は目覚ましをセットするということがない。「便利ですね」といわれるが、決して便利では … 続きを読む

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黄金週間 10

ルルドで聖母を見た少女ベルナデッタは、貧しいので学校にも行けず、教会で教えられるキリスト教の要理も覚えられなくて、愚鈍な少女だといわれ続けた。 ところが、彼女が洞窟の上に現れた光輝く貴婦人を見ているときの表情があまりに美 … 続きを読む

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黄金週間 9

来月巡礼に行くアッシジの聖フランシスコは、あるとき天使の来訪を受けた後、両手・両足と脇腹に聖痕を受けたことで知られるが、彼もまた、体を宙に浮かせることがあった。 「師、空高く上がり光まといたれば、これをしかと見ること能わ … 続きを読む

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黄金週間 8

体が浮くことを好まなかったアヴィラの聖テレジアは、ある意味、健全だったといえる。人が瞑想したり修道生活をしたりするのは、神秘現象を経験するためではないからだ。 しかし彼女がこうした現象を罪と思い、生涯、これに抵抗して多大 … 続きを読む

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黄金週間 7

昨年のあるとき、突然瞑想を習いに来た彼は、過酷な労働条件のもと、それでも瞑想は続けているというから、私は内心、敬服している。 「最近、なんだか瞑想していると体がピリピリ痺れたような感じがすることがあるんだけど……」 と彼 … 続きを読む

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黄金週間 6

こうした結果が出たとき、その解釈にはくれぐれも注意しなければならない。 この統計は、「野菜・果物をたくさん食べる人は、そうでない人に比べて、大腸ガンになるリスクが明らかに小さい」ことが証明でなきなかったというものだ。 こ … 続きを読む

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黄金週間 5

実は、“黄金週間の男”をエッセーに書くにあたっては、一応承諾を得ようと思って電話してみたのである。夜の9時頃だったが、案の定、留守だった。 「昨夜は、随分早い時間に留守電にメッセージが入ってました。しかも眠そうな声で」 … 続きを読む

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