月別アーカイブ: 2005年5月

黄金週間 4

「シヴァ・リンガムとは、何なのでしょう」 というご質問があった。 まず、シヴァ神は、ヴェーダにおける至高神の名である。だが、われわれは不幸にして、「神」そのものを想像したり、言葉で表現したりすることができない。 そのため … 続きを読む

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黄金週間 3

「ついに出たっ! エッセーの新ネタ!」 こんなメールが来たのは、昨日のことである。 「ローマ法王ネタが尽きたら、いったいどーするのかと思ってたよ……」 とメールは続く。そんなことを常々気づかってくれていた彼であったが、黄 … 続きを読む

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黄金週間 2

「世の中に金持ちはたくさんいるが、連中はみな不幸そう。悪いが俺は、幸せだ」 そんなことを言っては、彼は大笑いをする。というより、話している間中、笑い続けている。世を斜に構えることもなく、本当に幸せそうな彼が、ますます幸せ … 続きを読む

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黄金週間

4月29日から10日間に及んだ黄金週間も、今日で終わる。行楽や、家族の団欒を楽しんだ方もたくさんおられたに違いなく、そんなことを想像するだけでも心楽しい。 この10日間のうち、実際に何日くらい休んだかはまったく人によるだ … 続きを読む

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新法王 18

『新法王4』に書いたように、司祭でない者が法王になる可能性は、教会法上あり得なくはないものの、しかし現代ではまったく考えられない。 司祭でなくして法王となったイノセント3世には、政治家としての側面があったようだ。彼は盛ん … 続きを読む

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新法王 17

ヨハネの他に多い法王名を挙げると、たとえば「イノセント」という人が13人いる。 そのうち、最もよく知られているのはイノセント3世である。彼は1209年、アッシジの聖フランシスコの来訪を受け、謁見を与えたことで、逆に歴史に … 続きを読む

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新法王 16

20世紀のヨハネ23世はカトリック教会に大きな足跡を残していったが、歴史上、ヨハネ23世という名の人物がもう一人いる。 1410年に即位した彼は、しかし、ベネディクト13世、グレゴリオ12世に並立する、いわゆる対立教皇で … 続きを読む

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新法王 15

1958年、ピオ12世がその余りに波乱に富んだ生涯を終えると、即座にコンクラーベが招集された。 このとき、「忙しいのだが、義務だから仕方がない」と言い残して出て行ったヴェネチア大司教ジュゼッペ・ロンカッリは、二度と枢機卿 … 続きを読む

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新法王 14

第二次大戦開戦期、ピオ11世に続いてローマ法王に選出されたのは、教会法学者でバチカン国務長官、11カ国語を自由に操るというピオ12世だった。 ピオ12世は、テレビやラジオを通じて世界に顔を知られた、最初の法王だったといえ … 続きを読む

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新法王 13

ローマ法王ピオ10世は、1903年から1914年まで在位し、徳高い法王として知られていた。実際、彼は後に聖人の位に挙げられている。 1914年に第一次大戦が勃発したとき、ピオ10世は大きな衝撃を受けたといわれ、開戦の数日 … 続きを読む

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