旅日記11


7月6日-6
かつて聖者は、この聖なる山の周りを、
ゆっくり歩いて巡礼するようにと語られたことがあった。
まるで妊婦がそうするように、ゆっくり、ゆっくり歩けというのである。
したがって、今も、インド人、欧米人を問わず、
そのようにしてこの山の周りを歩いて巡礼する人びとがいる。
周囲は14キロ。3、4時間はかかる。
今回のスケジュールに組み込むのは不可能だと思っていたが、
なんとこの日の夜、
これを一人で歩いたという人がわれわれのなかにも現れた。
夜11時ころから、夜中の3時まで、
しかも半分は裸足で歩いたそうだ。
そのような聖者・聖女らと旅をご一緒できたのは、
望外の喜びである。
聖地ティルヴァンナマライ

聖地ティルヴァンナマライ
ところでこの日、われわれは現地で一番と二番のホテルに泊まったが、
ティルヴァンナマライ一といわれるホテルの個室は、
なんとテントであることが判明した。
洒落た感じのテントで、冷房も、シャワーもちゃんとあるのではあるが、
普通なら大きな文句が出そうなものである。
しかしインド旅行の醍醐味とばかりに、
それも楽しかったと言ってくださる方もいた。
しかしそれでも、テント張りの個室に泊まっていただいた皆さまには、
この場を借りて、心よりお詫びしたい。
ところで、台風の去った後の昨日のパーティは……


あまりに美味しく、あまりに楽しく、
なおかつあまりに美しく(サリーの女性たちが……)
これでイスカーナヤマトさんが
シンガポール航空のスチュワーデス姿で登場でもしようものなら、
いったいどうなってしまっただろうと思ったものでした。
ご参加の皆さん、たいへんお疲れさまでした。


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