旅日記24


12/ 6(8日目)その2
愛徳姉妹会に着く前、実は先に着いたのは、
東洋に布教の足跡を残したパリ・ミッション会だった。
ここでふたたび、われわれは、
とてもとても親切な案内の方に遭遇。
日本人を妻に持つという彼は特別に資料館を開けてくださり、
説明をしてくださった。
資料館には、実際に日本で用いられた踏み絵や、
人びとが信仰を隠すために用いたマリア観音の実物などがあった。
また、庭に出てみると、
そこには一つの聖母子像があった。
長崎の外海で布教と慈善活動をされ、
(列聖こそされていないが)聖人の誉れ高いド・ロ神父が、
まだパリにおられたときに彫られた聖母子像だといわれ、
驚き、感動したのだった。
旅をふり返って……


ド・ロ神父は、布教だけでなく、
日本人の生活向上のために大いに貢献されました。
そのうちの一つが、ヨーロッパから持ち込んだ製麺機です。
彼はこれで素麺を造り、慈善活動に役立てましたが、
それはいまも「ド・ロ様素麵」として売られています。
この素麵のことを、
日本人を妻に持つという案内のフランス人が「ラーメン」と言ったのが、
微笑ましくも印象的でした。
今朝も、パソコンが作動するわずかな時間の間に投稿して、
家を出ます。
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ド・ロ神父製作の聖母子
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パリ・ミッション会の風景


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