癒し


古今東西、聖者や聖仙、神の化身と呼ばれる人びとは、
さまざまな奇跡を行なってきたと伝えられる。
イエスが最初に公に行なった奇跡は、
水をぶどう酒に変えるというものだったが、
過日の<プレマ・セミナー>では、
イエスが5つのパンと二匹の魚で5000人の人びとを満腹させた話や、
湖の上を歩いた話に触れた。
だが、さまざまな聖者のさまざまな奇跡のなかでも、群を抜いて多いのは、
病の癒しである。
病というものが、人間の不幸の
少なくとも何分の一かを占めるものであることを考えると、
必然的にそうなると思われるが、
【ヨハネによる福音書】第4章から5章にかけては、
イエスが行なったさまざまな癒しについて述べられている。
聖者や化身が、病を癒す。
それ自体、何ものにも代えられない恵みであるが、
では……


そうした神や聖者の恩寵もまた、
カルマの法則の範囲内なのだろうか。
恩寵は、カルマの法則を超えてやってくる、
という言い方をする人もいれば、
実は恩寵もまた、法則に従って与えられるという言い方もある。
そのあたりのきわめて微妙な問題が、
27日の<プレマ・セミナー>のテーマとなる。


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