宗研(番外編4)


先日、甲子園大会の決勝戦前日に書いたエッセーに対して、
いくつかの情報が広島の方から寄せられた。
そのうちの一つ、
宇根洋介さんは最近、民放の高校野球中継で解説をしておられたことが、
中国新聞に出ていたとのことだった。
ちなみに、中国新聞とは、中国地方の新聞であり、
中国の新聞ではない。
40年前の広陵の準優勝投手も、現在57歳とのこと。
はるか後輩たちの活躍は、万感胸に迫るものがあったに違いない。
一般に、若い頃にその基礎を学んだことは……


一生の財産といわれる。
昔、学校で学んだ数学は、何の役にも立っていないとよくいわれるが、
海外に住んだりすると、そうでもないことが判明する。
単純な四則演算(つまり足し算、引き算、掛け算……)が満足にできない人に、
かなり容易に遭遇するのだ。
それはインドの、教育を受けられない貧しい人のことではない。
アメリカの大学で教えてみると、
ときどきそういう学生がいる。
日本の教育はダメだダメだといわれるが、
それも比較の問題で、
ほとんどの人が単純な算数や九九ができることや、
千ほどの漢字が普通に書けることは、
はっきり言って教育水準の高さを物語る。


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