体験談


ある方から、毎日瞑想を続けていて、ずいぶんいいことがたくさんあったと感謝された。体調もいいし、人生にもおおむね満足。いまやこれといって不足することがないという。
ところがその方には、一つだけ不満があった。自分には、特別に不思議なことが起きてこないというのである。
美しく、まぶしい光が見えたり、女神様がやって来られたり、過去世や未来を見たり……というようなことが、自分にもあってよいのではないか……。これは瞑想をする多くの方が、内心のどこかで感じておられることかもしれない。
そのようなことを経験する人が、かなりの割合でおられることには、実は私自身が驚いている。そういうことがあるから驚くのではない。その割合の多さに驚くのである。
とはいえ、10人に瞑想をお教えして、半分以上の方にそのような体験があるわけではない。普通は、体調がよくなるとか、仕事がうまく展開していくとか、ふとしたことで人生の美しさに気づき、新たな世界が開けたといった、通常の体験をされ、満足される。
だれでも神秘現象を体験するわけでもないし、それが瞑想の目的なのでもないことは分かっているけれど、自分にも少し……と思っていたある方が、2nd STAGEを受けられた。その方の体験談を、今回まとめた2nd STAGE体験集の最後のほうに載せてある。
ここに載っているものは、それぞれに尊く、有り難い体験の数々であるが、私はなかでも、この方の体験が好きだ。そしてあらためて、ヴェーダの英知に感謝したい気持ちになったのだった。


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