巡礼 5


メジュゴリエの聖母の介入した奇跡は、現代においては枚挙にいとまがないが、もう一つ、ダイジェストでご紹介する。
『5年前のある休日、息子はひどい交通事故に巻き込まれました。頸の骨が折れ、肺に穴があき、昏睡状態で、さらに肺炎を併発していました。生きる望みはほとんどなく、生き延びても植物状態が待っていました。
主治医は言いました。
「奇跡を期待してはいけません。息子さんの脳は広範囲の損傷を受けています」
息子は集中治療室に入っていました。私と夫は隣の小部屋におり、そこではテレビがついていました。
テレビでは、聖母マリアがユーゴスラビアの小さな村に現れたことを扱っていました。私たちはテレビを観るどころではありませんでしたし、聖母を信心したこともなかったのですが、なぜかその番組に心惹かれ、平安を感じるようになっていたのです。
番組が終わってから、私は夫とともに息子の様子を見にいきました。彼の目はうっすらと開かれ、私たちに微笑んでいるように見えました。私は思いました。この子は死なないと』


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