予言 1


ローマ法王逝去に当たり、たくさんの皆さまからメールをいただいた。そしてそのなかに、『最後の奇跡』に現れる次の記述に触れられたものが複数あった。
12世紀のアイルランド。太古の昔から民間信仰と神話に彩られ、あらゆるものに魂の宿る世界。そうした非キリスト教的世界に生まれた聖者マラキは、しかし、熱烈なカトリック教徒となった。
25歳で司祭となった彼を有名にしたのは、後の大司教という地位や、教会内での目覚ましい働きではない。彼は、一つの預言を残したのである。それは、これから生まれてくるであろう歴代ローマ法王の性格を、逐一言い表すものだった。
たとえば、マラキが没して4年後に誕生したケレスティヌス2世はテベレ川に臨む城砦都市に生まれたが、この法王をマラキは「テベレ川の城」と呼んだ。同様に、徴を意味するSegni 伯爵家に生まれたイノケンティウス3世は「徴の伯爵」、靴造りを生業とするオッサ家に生まれたヨハネ22世は「オッサの靴職人」……。


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