ギーター


『ここにあるものはどこにもあり、
 ここにないものはどこにもない』
これが、世界最古にして最大の聖典の一つ『マハーバーラタ』のモットーである。
それは、インド帝王家が互いに争い、世界を二分する戦いに臨むという、
きわめて特殊な状況でいながら、
しかしその実、ここに書かれたことはいつでもある。
太古の時代から現在、そして未来に至るいつでもあり、
ここにも、そこにも、どこにもある、ということだ。
それは時間や空間を超えて、
われわれの心の奥底の、もっとも精妙なレベルにまである。
『バガヴァッド・ギーター』第二章は、
そのようなギーターのハートと呼ばれる。
そしてそのうち、第40節前後の2、30節が、
ハートのなかのハートの部分だ。
現在、『バガヴァッド・ギーター』第4章に進んでいく前に、
第一章から復習をしているが……


14日、ちょうどこのハートのなかのハートの部分を解説する。
いうまでもなく、東洋の聖書『バガヴァッド・ギーター』のなかでももっとも重要で、もっとも端的に真理が語られた部分でもある。


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