第六回 〜ルルド・ファティマ・リスボン〜 二日目


やむを得ず用意してきた“禁断の”クスリを用いる。これを喉に流すと、二時間ほどは少し咳を抑えることができる。エフェドリン様物質が、気管支を拡張してくれるのだ。が、その同じ物質が体にはすこぶる負担になって、下痢したり眠れなくなったりする。だから、多くは使えない。
昨日は飲むタイミング を誤ったために、リムジンバスのなかで苦しんだ。だから、今日は聖地巡礼の直前に飲む。説明をする時間はおおむね二時間。その間、喉がもってくれればいい。
全体を二班に分け、聖女ベルナデッタゆかりの地を見て回る。それと今年は、メダイ・センターにも寄った。パリでご出現になった聖母のメダイがおいてある。聖女カトリーヌ・ラブレーの映画も日本語で上映されているというので、多くの人が後でここを訪れ、メダイを購入した。このメダイを胸につけ、「汚れなくして宿りたまいし聖マリア、われらために祈りたまえ」と祈るとき、必ずその祈りは聞かれていると、聖母自身が言われたのだ。
何とか午前、午後の説明を終え、足は自然と水浴場に向かう。とても入れないかと思ったら、ボランティアの人が中に入れてくれた。何か、去年見たことのある人のような気がする。向こうも、覚えてくれていたのだろうか……。
日本からお預かりしてきた皆さんからの手紙の束は、この日のうちに聖母宛てのポストに入れることができ、ホッとする。
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