インドへの旅 5


ホーマとは、日本語でいう“護摩”のこと。
ホーマというサンスクリットの発音が、護摩となった。
炎のなかにさまざまな捧げものをくべていく儀式で、
捧げもののなかには、たとえば108種類の薬草や鉱物の他に、
金や銀、宝石類、シルクのサリー等々、さまざまなものがあり得る。
これらを燃やし、捧げることで神々をお喜ばせするのだが、
聞いたことはあっても、インドで行なわれるそれを実際に見たり、
体験した人はそう多くないかもしれない。
旅の4日目、今からちょうど一カ月後の今日、
クマーラクディであずかるホーマは大きなものとなる。
たくさんの僧侶がマントラを一斉に唱えるのを聞くだけでも癒され、
通にはたまらないだろうが、
皆さんのなかにはおそらく、炎とともに、
われわれの讃美や感謝の気持ち、そして願いが、
天界の神々や女神にまで壮大に届いていくのを間近に見る人がいるに違いない。
が、所要時間はそこそこかかると思われるので、
われわれは一方では敬虔な気持ちで、
しかしもう一方では楽な姿勢でこれに臨んだほうがよい。
もし、椅子が用意されていたら、
これに坐るほうが楽かもしれないので、
その場合、皆さんは遠慮しないで座っていただきたい。
ところで……


イスカーナヤマトさん、
一昨日、ブログを書いた後、
私も何気なく途中から、『ナウシカ』を観てしまいました。
この作品、1984年製作といいますから、
もう四半世紀も前のものなのですね。
大学院の学生だったときにテレビで観た覚えがあります。
私が、何かの拍子に『風の谷のウマシカ』とか言ったら、
隣で観ていた友人が「ばかネ」という顔をして笑ったものでした。


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