旅日記14


12/ 4(6日目)その2
ガイドさんがまず案内してくれたのは、
聖者と少年の銅像。
聖者がアルスに赴任してきたのは、寒くて霧の濃い、二月のある日だった。
教会への行き方が分からなかった聖者は、少年に尋ねる。
少年が教会の場所を指さして教えると、聖者は言った。
「君は私に教会への行き方を教えてくれた。
 今度は私が、天国への行き方を教えよう」
今も田園風景の残るアルスには、
ローマ法王ヨハネ・パウロ二世の巡礼を記念して、神学校が建てられた。
そこでは、世界中からきた数十人の神学生が学び、
なかには東洋人もいるという。
瀟洒な神学校の建つのどかな田園風景を窓から見ながら、
われわれはいよいよアルスの教会に到着した。
旅をふり返って……


『大いなる生命と心のたび』に参加されて、
思いがけず洗礼を受けることになる方がおられるように、
こうした神学校で日本人が学ぶ日も、
いつかくるのではないかと思います。
080303-1

『わたしが天国への行き方を教えよう』


カテゴリー: 大いなる生命とこころの旅 パーマリンク

コメントを残す