宗研(番外編7)


算数ができないと簡単に損をする話を書いたが、
もちろん、国語ができなければ新聞も読めないし、
英語ができなければ、外国に行ったときにとりあえず困る。
さまざまな教科がそれなりに大切だということになるが、
では、その優先順位はどうか。
広島学院にいたとき、あるアメリカ人の英語の先生(神父)は、
すべての学科のなかでもっとも大切なのは……


まず英語、その次が歴史であると断言していた。
ウーリックという名のこの先生、非常にユニークな方で、
最近は中国地方のテレビ番組にレギュラーで出ておられたそうだから、
広島の方はご存じかもしれない。
だが、歴史がそれほど大事なら、地理も同じように大事かもしれない。
英語が大事であることはもちろんだが、
正しく、美しい日本語を使うことはもっと大事かもしれない。
結局、すべて大事なのだが、時間はまことに限られているので、
全部を浅く、広く、勉強することとなる。


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