大ホーマ


ブログをほとんど書けなくなって久しい。
なんとかしなければと思ってはいるのだが、
とりあえずどうにもならない。
本当は私自身の努力や工夫、意志の問題であることは間違いないのであるが、
それがままならないのが凡夫の哀しさである。
         
前回のブログをみれば、7月のインド巡礼旅行の直前に書いている。
このとき触れたクットララムの滝は、
その後、旅行に行ってその水を持ち帰り、何人かの方にお分けした。
すると、旅を共にした方のなかに篤志家がおられ、まことに有り難いことに、
ご自分の持ち帰られた水をきれいなボトルに小分けしてくださったので、
今、個人的にお目にかかる会員の皆さんには、この小ボトルをお渡ししている。

旅行から帰ってまだそれほどの月日は経たないが、
何しろクットララムの滝浴びも、訪れた寺院群も、
眼下にアラビア海を見下ろすアーユルヴェーダ・リゾートも、
すべてが私を含め、旅の参加者全員に深い感銘を与えた。
それに加えて、かつて行なった大ホーマ
「イェーハ・ダシャ・ルドラ・ヤーハム」をふたたび行なう必要があることなどから、
すでに次のインド巡礼旅行が企画されている。
というか、それは7月の旅行の際に、参加者の皆さんの間から、
「この次はさらにこうしたい」という形で、自然発生的に湧き出てきたものでもある。

今回は、南インドはトリヴァンドラムに入り、
まずはこの時期、水量豊富なクットララムの滝で身を清める。
地中から盛り上がり、聖者アガスティアがプージャを捧げたシヴァ・リンガムや、
前回、行くことがかなわなかった聖アガスティア寺院を今度こそは訪れ、
それからムルガ神の大聖地ティル・チェンドールに移動する。かつて、
『海がこの地に押し寄せてくるとき、わたしがこれを護る』とムルガ神が予言され、
あのスマトラ島沖の大津波で南インドの各地が洗われたとき,
実際に海が遠ざかったという伝説の大寺院である。

参加者全員で心を合わせ、ホーマを捧げた後、
コヴァラム・ビーチのアーユルヴェーダリゾートに移動、こちらで旅の後半を過ごす。
眼前に大海が展開し、南インド屈指といわれるこのリゾートで、三日間、
皆さんには本場のアーユルヴェーダ・マッサージに身も心も委ねていただくが、
その間に私は、
まだお話ししたことのない生命の秘密を少しだけ語らせていただこうと思う。
こうして日頃の日本での疲れ、というよりも、
これまでの人生の疲れをすっかり癒していただきたい。
このツアーの詳細はまだ決定していないものの、
現在、12月13日(土)出発、21日(日)帰国の予定で調整中で、
近々、詳細をお届けすることができると思われる。

ところで、明日7日の<プレマ・セミナー>は、
前回までで【バガヴァッド・ギーター】第6章がおおむね終わってきたので、
この章でクリシュナ神の語られた死後の世界について……

より踏み込んだ探求をしてみたい。
他の聖者たちが、これについてどう語っているのか、
特に、パラマハンサ・ヨガナンダの書き記したそれについても、
解説してみたいと思っている。

また、セミナー後の儀式においては、
アーイッシュ・プージャが行なわれ、その後、お食事が供される。
このプージャが日本で行なわれたことはまだないので、
明日、参加される方は単純に幸運といえると思う。


カテゴリー: ヴェーダ, 大いなる生命とこころの旅 パーマリンク

大ホーマ への2件のフィードバック

  1. SHO のコメント:

    むむむ・・・これで放置プレイも三か月を更新か・・・。

  2. premaclub のコメント:

    明けましておめでとうございます。
    12月に瞑想の科学の講義に参加させていただきました。有難うございました。
    meditationという言葉は私の周りにありました。一人の友人がクウェーカ一教徒で、その集まりで皆と手をつないで祈りをささげmeditationをしました。また、簡単な説明の後に壁に向かって座禅をしたこともありました。しかしながら、私には何にかすっきりしませんでした。
    今回先生の説明をお聞きし、瞑想へ道の扉が開かれたように思いました。まだまだ遠い道のりだと思いますが、少しずつ歩んで行きたいと願っています。
    心が乱されることの多いこの世界で、いろいろなことに惑わされることなく、心静かに生きていきたいと思っております。
    今年もどうぞよろしくお願いいたします。

コメントを残す