幸福 2


 かつて、ガンジスの女神の息子であった聖者ビーシュマは、父である王の願いをかなえるため、自らの王位継承権を放棄した。このとき、これを聞いた神々が驚き、天界から花びらを降らせたと『マハーバーラタ』は伝えている。
 かねてより、われわれが自分に最も適した真言(マントラ)を使って瞑想するとき、マントラの音の一つひとつに神々が微笑んでおられることを感じてはいたが、今回、瞑想中に仏様の花びらが降ってきて、きれいできれいで、そのまま時間が経ってしまったという方がおられた。呼吸するのを忘れてしまうくらいの静寂を感じるという方や、目を閉じているのに鮮やかで暖かい光が見えるという方もおられ、体験の仕方は人によりさまざまであるが、あらためてヴェーダ科学の深さに私自身が驚く。


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