企画旅行

第11回『大いなる生命と心のたび』
〜ヴェーダと仏教の交わる地 シンガポール、スリ・ランカ〜

2005年11月19日〜23日


毎回、好評をいただいております『大いなる生命と心のたび』も、先日、大きな恵みのうちに10回を終えました。
これらの聖地巡礼を通じて常に気づかされたことは、宗教はそれぞれに尊く、あらゆる宗教の向う真理が一つであることでした。
新たな時代に踏み出す第11回は、ヴェーダと仏教が美しく融合する国──シンガポールとスリ・ランカ──を訪ねます。


旅程

11月19日(土)成田→シンガポール→スリ・ランカ

空港で久しぶりにお会いする皆さん、初めてお目にかかる皆さんに青山圭秀よりご挨拶。
世界一のサービスと定評のあるシンガポール航空にて、まずはシンガポールへ。
着後、希望者はバスで市内へ繰り出し、マーライオンのある港から昔情緒豊かな木造船に乗り込みます。美しいシンガポールの夜景を海上から見ながら、日本での疲れを癒してください。
その後、ふたたびシンガポール航空にてスリ・ランカへ向います。

11月20日(日)キャンディ

太古の昔から仏教僧たちの修験場であったシギリア・ロックに、カシヤパ大王が壮大な城を築いたのは、今から1500年ほども昔のことです。今も謎である美女壁画が妖しく微笑むこの壮麗な遺跡に、まず単純に驚きましょう。
その後、今も王朝のたおやかな香りをたたえる古都キャンディへ。
途中のスパイス園には、南アジアのスパイスが大集合しています。料理をするのが好きな方、食べるのが好きな方、ともに必見です。

11月21日(月)キャンディ

スリ・ランカで絶対に見逃せない遺跡・仏歯寺は、美しいキャンディの湖畔にあります。
紀元前6世紀に仏陀が入滅、これを火葬した際に採取された仏陀の歯は、その後数奇な変遷を経て、この寺に祀られました。
仏歯のある部屋が開扉される時間に合わせ、参拝を行ないます。
その後、古都キャンディの市内観光を楽しみ、ご希望の方はスリ・ランカに伝わるアーユルヴェーダ・マッサージを体験していただきます。
夕食後はキャンディアン・ダンスを見学。きらびやかな踊りと並んで、修行者による火渡りは圧巻です。

11月22日(火)キャンディ→コロンボ

ホテルにて、風味豊かなスパイスを駆使したスリ・ランカの朝食を堪能していただいた後、首都コロンボに向います。
途中、象の孤児院で仔象の授乳、水浴びの様子を大迫力で見学。
コロンボ着後、市内を観光し、今一度スリランカ料理に舌鼓をうっていただきます。 

11月23日(祝)コロンボ→シンガポール→成田

シンガポール・チャンギ国際空港は、アジア最大の空港。二時間の乗り継ぎ時間では、すべてのお店は廻りきれないかもしれません。
空港内の郵便局から日本のご家族、ご友人宛てに手紙を出すと、本人の帰国後に届き、驚かれます。
シンガポール式マッサージは特に足のマッサージが有名で、旅の疲れを癒すのにも最適です。

ご参加いただいた皆さまの感想と、青山圭秀よりのお返事(A)

わたしはお釈迦様の歯といっても、500年以上も転々としたものがはたして、実際残っているものだろうかと疑いの気持ちがありました。
けれど、仏歯を祭ってあるお部屋にはいったとき、そのエネルーギーの高さに圧倒されました。
祈ったときには 身体が震えました 電気が走ったというのでしょうか。言葉ではなんと言ったらよいのかわかりませんが・・・

(A)あの仏歯寺の、あの部屋に入ったときの印象を、一生の間に忘れることのできる人は、おそらくおられないと思います。



瞑想講座1st STAGEでは、本当に見せているのは肉体の目ではなく、本当に聞こえさせているのは肉体の耳ではなくもっと精妙な身体と教わりました。また、身体は衣服のようなものであり、土くれと同じと・・そう思っていましたので、なぜ仏歯がこれほどすごい”力”をもつのか?至福に到達されたかたは、身体が違うものに変化するのでしょうか?不思議です。

(A)仏像は物質ですが、神聖です。150年前、聖女ベルナデッタが肉体の衣としたのも物質ですが、その神聖さから腐敗しませんでした。普通の物質とはやはり違うのです。同じように、2500年前、仏陀が歯として使った物質は、いつまでも神聖な波動を保つのですね。
ところで、私たちの体も、瞑想を続けることでそれに近づいていきます。瞑想していて、ときどき体がビリビリするとか、電気が走ったような感じがするとか、光のなかに体がスッポリ入ったような感覚がしたりするのという方がおられるのは、そのためです。



仏歯を祭ってあるお部屋に入れたのも 青山先生の御蔭様と皆さん言ってました。 貴重な体験をありがとうございました。m(_ _)m

(A)それは、皆さまの功徳の賜物です。



今回の旅で、またまた神様から沢山のプレゼントを受け取ってしまったと実感してます。

(A)だから、巡礼の旅はいいんですね。



スリランカでは行く先々感謝の気持ちでいっぱいでした。 最終日、22日の早朝の瞑想は今までにない瞑想でした。 想念がまったく無く静かでとても安らかでした。

(A)特に巡礼の旅では、どんな深い体験をするようになるか、予測がつきません。聖地の力と、一緒に旅する皆さんの力が合わさるわけですから。



もう入れない、と思っていたヒンズー寺院に入れたこと、何より嬉しかったです。あの場所で心よりお祈りできて嬉しかったのでしょうか、その後は一時間くらいぼーっとしていました。

(A)そういうときに、バスのなかで私が次の解説を始めたとしても、どうか余韻に浸っていてください。



皆の愛がきっとスリランカの恵まれない人々に届きますように。

(A)きっと届いたはずです。



スリランカでの楽しさの反動?しわ寄せ?で(^o^;仕事で あたふた過ごしています。 そんな合間に、象さんたちのかわいいおめめを思い出す度、じ〜んとしております。
スリランカでは、素敵な方々にご縁できまして、本当に楽しいひとときでした。
スーツケースを開けると、スパイスとお香の香りが立ちのぼりますが、 象たちと戯れたのが、幻のようにも思えます。

(A)普段触れることのできないスケールで自然に触れられるのも、旅の魅力の一つですね。



帰国してまだ一週間にもかかわらず、旅行が遠い昔の出来事だったか、全て夢物語だったかのような錯覚に陥っています。ふとした瞬間に、ヒンドゥ寺院での感動がよみがえってきて、再び胸がいっぱいになる時、改めてリアルな体験だったことを実感します。

(A)いつか、私たちのこの人生そのものが夢だったことに、私たちは気づくはずです。



スリ・ランカ旅行では、さまざまな出来事が凝縮されて訪れました。よく笑ったし、感動の涙も流しました。おかげさまで、期待以上に充実した、楽しい旅となりました。美しい宝石を観る機会もありましたが、旅行中の数々の想い出こそが、私にとって、かえがえのない宝石となりました。

(A)モノとして宝石を買った人も、買わなかった人も、皆さんそれぞれの宝石を日本に持ち帰られたと、確信しています。