インドには、個人の現在・過去・未来について、個別に書かれた予言がある。
何度目かのインド滞在中、そんなことを耳にしたが、
実際に自分がそれを読むことになろうなどとは、思いもよらなかった。
これに端を発する事の変遷を、何冊かの拙著に書き綴ってきたが、ここ数年、
瞑想を教えた皆さんの予言の葉を読んでいると、さらにいろいろなことが続出する。
偶然とはとても思えない聖者の意志や神々の計らいに直に触れるにつけ、
運命や自由意志についての私の見解も微妙に揺らぎ、
生命や宇宙、意識の神秘が感じられてやまない。
自分が遊んでいるのか、神々に遊ばれているのか……、そんな予言の葉について、
『神々の科学』以降考えたこと、皆さんからご質問のあったことなどを、
＜プレマ・セミナー＞100回記念としてお話ししたい。

2013年9月22日（1日目）と11月23日（2日目）の2日にわたる講演のうち、
1日目の第Ⅰ部を収録しました。

大聖者といわれるアガスティアの人となり、
祖先が逆さ吊りにされて苦しんでいたという意外な理由、
そして予言の神秘へと話は深まっていきます。
相対界のあらゆる美しいものを集めて創られた妻、
ローパームドラーの物語にもご注目ください。

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