企画旅行

第28回『大いなる生命と心のたび』
~聖なる星と神々の甘露に浸るマハーマハム~

2016年3月13日〜20日

マハーマハム(12年に一度の大いなる星回り)の日、 アムリタ(不老不死の甘露)の力が甦る聖水に身を浸し、 トリニティ(ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの至高の三神)および9つの惑星の神々を礼拝し、 さらには、相対界において強大な力をお持ちのカルパスワミ神がご降臨される聖なる日に、 聖者カルパスワミに謁見します。
クンバコーナムの快適なホテルに5連泊しながら、聖地を堪能していただきます。





旅のお誘い

『悪が栄え、ダルマが廃れるとき、わたしは世界のすべてを破壊する。そのとき、創造主ブラフマーがわたしの山(ヒマラヤ)の頂に置いたクンバム(甘露の壺)が、聖なる地に流れ着くだろう……』
太古の時代、シヴァ神が行なった予言です。
今からおよそ5000年前、未曾有の大洪水によりカリ・ユガが始まったとき、創造主のクンバムが流れ着いたのが、現在のクンバコーナムであるといわれます。予言どおり、そこから流れ出た甘露は大きな池となり、四散した万物の種子は寺院となりました。12年に一度巡ってくる神聖な星回りの期間、世界の維持を司るヴィシュヌ神と天界のすべての神々がこの池に集結し、なおかつあらゆる聖河が流れ込みます。『この時、マハーマハムの池に浸かった者は、あらゆる罪が洗い清められるであろう』と、シヴァ神は予言されました。
北のクンブメーラと並び称せられる、南のマハーマハムの期間中、私たちは聖なる池で沐浴をし、南インドの主要な9つの惑星の神々の寺院すべてを訪れて祈りと儀式を捧げます。
また、カルパスワミ神が降りてこられる神聖な日、カルパスワミ寺院を参拝します。

青山圭秀

旅のポイント

クンバコーナム

インド南部タミールナドゥ州を流れる聖河カーヴェリー。そのデルタに開けた豊かな水田地帯の中央に、クンバコーナムがあります。数々の神話・伝説の舞台となった寺院が点在し、巨大な聖なる沐浴場と、インドでもめずらしいブラフマー神の寺院があります。
12年に一度の大祭には、インド全土から200万人もの巡礼者罪を洗い清め、主要な寺院の主神をお乗せしたラタヤトラ(神輿)が町を練り歩きます。
インドの生んだ世紀の数学的天才・ラマヌジャンの故郷でもあります。


9つの惑星の寺院

地上の平和と安寧、生命たちの幸福を司っておられる9つの惑星の神々は、通常、寺院の片隅で一緒に祀られていますが、これをよしとしなかったシヴァ神は、聖地クンバコーナム付近に、9つの惑星の神々を祀る寺院を別々に建てるよう命じられ、聖者アガスティアがこれに力を吹き込みました。
今回、マハーマハムの大祭の期間中に、これらの寺院すべてを巡礼し、参加者それぞれの天宮図(ホロスコープ)を奉納、惑星の配列による否定的影響を解消し、幸福を増大させる祈りを捧げます。


カルパスワミ神

南インドで広く信仰を集めるカルパスワミ神は、特に地上の問題を解決する強大な力をお持ちです。聖者カルパスワミに降りてこられる期間中、寺院を訪れると、カルパスワミ神は帰依者を個別に呼ばれ助言や予言をされますが、誰が呼ばれるかは事前には分かりません。呼ばれた方は通常、聖者カルパスワミの前に出て、場合によっては質問に答え、助言や予言を聴くことになります。そのために、予言の読み手と青山圭秀が通訳を行ないます。



旅程

2016年3月13日(日)
成田 → シンガポール → チェンナイ
11:05成田発シンガポール航空にてシンガポールへ
17:45着後、乗り継ぎ手続き
20:20シンガポール航空にてチェンナイへ
22:00着後、専用バスにてホテルへ

<チェンナイ泊>
14日(月)
チェンナイ → クンバコーナム
午前専用バスにてクンバコーナムへ
午後着後、スワミマライムルガ寺院にてムルガ神にアビシェーカムの儀式を奉納

<クンバコーナム泊>
15日(火)
クンバコーナム
終日マハーマハムの聖なる池で沐浴
クンベーシュワラ寺院にて破壊を司るシヴァ神を礼拝
108シヴァラヤン寺院にて108体のシヴァリンガムを礼拝

<クンバコーナム泊>
16日(水)
クンバコーナム
終日 スーリヤナール寺院(太陽)、
カンジャノール寺院(金星)、
ティル・ナゲーシュワラム寺院(ラーフ)、
アーラングディ寺院(木星)を巡礼

<クンバコーナム泊>
17日(木)
クンバコーナム
終日 ティル・ナラル寺院(土星)、
キーラペルンパラム寺院(ケートゥ)、
ヴァイディーシュワラン寺院(火星)、
ティル・ヴェンカドゥ寺院(水星)を巡礼

<クンバコーナム泊>
18日(金)
クンバコーナム
終日ティンガロール寺院(月)を巡礼
パティーシュワラム寺院にて女神ドゥルガにアビシェーカムの儀式を奉納
カルパスワミ・アシュラムにて聖者カルパスワミに謁見

<クンバコーナム泊>
19日(土)
クンバコーナム → チェンナイ
午前ブラフマー寺院にて創造を司るブラフマー神を礼拝
サランガパーニ寺院にて維持を司るヴィシュヌ神を礼拝
 その後、チェンナイへ
23:15シンガポール航空にてシンガポールへ

<機中泊>
20日(日)
シンガポール → 成田
5:55シンガポール着後、乗り継ぎ手続き
9:20シンガポール航空にて帰国の途へ
17:05成田着、入国通関後、解散